既にガルパンには多くの戦車が登場しています。
劇場版ではセンチュリオンやパーシング、果てにはカール自走臼砲までが登場し、そのスペックはもはやインフレしていると言えるでしょう。ハッキリ言ってⅣ号戦車じゃついていけない域に突入していると思います。
将来公開されるガルパン最終章では、彼らに匹敵するほどのスペックを持った戦車が登場することは間違いないと考えて良いでしょう。
そんなわけで、第二次世界大戦期に構想・製造されたものの、未だガルパンに登場していない戦車=最終章に登場しそうな戦車を予想してみました。
(アニメだから史実のスペックは関係無いんですけどね!)
Contents
ドイツ
VII号戦車レーヴェ
Ⅴ号戦車パンター、Ⅵ号戦車ティーガーに次ぎ、Ⅶ号の名を冠する重戦車です。
レーヴェはドイツ語で「ライオン」を意味しています。
性能としてはティーガーを凌ぐものとなっており、まさしく「最強」の戦車として設計されていました。
しかし別の超重戦車の構想計画とバッティングしたため(マウスなど)、実際に生産されることはありませんでした。
E-100
これまたドイツのトンデモ超重戦車です。
実際に製造されたティーガーⅡやマウスのパーツを流用し、更に強力な戦車として君臨させる予定でしたが、結局途中で生産中止に追い込まれてしまった悲運の超重戦車です。
上記のレーヴェは現実的に運用可能な域の構想だったのですが、この辺りになってくるとロマン重視で非常に怪しくなってきます。
ドイツの敗戦後、アメリカやイギリスはこの戦車に可能性を見出し既に生産されたパーツを元に組み立てを行ったのですが、結局うまく行かなかったのか、歴史から姿を消しました。
陸上戦艦ラーテ
超重戦車を超えた戦車、通称「陸上戦艦」と呼ばれたのがラーテです。
構想段階では重量約1,000トン、全長35m、全幅14m、高さ11mとされており、もはや戦車の枠組みを超えた「陸の上を走る戦艦」として世に産み出されようとしていました。
しかし現実問題、重すぎたりデカすぎたりするせいで橋が渡れない、そもそも道路を走ったら道路が壊れて進めなくなる、といった当然すぎる理由により、製造には至りませんでした。
80cm列車砲「グスタフ」「ドーラ」
こちらは実在した戦車(?)です。
列車砲という名前の通り、専用レールの上を移動します。普通の道は走れません。
1号機の「グスタフ」と2号機の「ドーラ」の二機のみが存在していました。
史実の用途としては要塞破壊用に使われました。
超デカい砲弾を要塞にぶち当ててぶっ壊そうという魂胆ですね。
カール自走臼砲が60cmのところをグスタフ・ドーラは80cmなため、その分強力でした。
ちなみにティーガーの主砲は8.8cmです。比べればその凄まじさが分かると思います。
これを戦車というカテゴリに含めて良いのかは謎ですが、劇場版ガルパンにはカール自走臼砲が出場していたため、レギュレーション的にあちらがありならこちらもアリなのではないかと思われます。
▲ドーラの模型。カール自走臼砲の更に上を行く破壊力を持っていた。
イギリス
エクセルシアー重突撃戦車
イギリスでは機動力の高いクロムウェル巡航戦車、遅いが防御力の高いチャーチル歩兵戦車を主力として用いていました。
が、クロムウェルは脆く、チャーチルは遅いという重大な欠点を抱えていました。
そこで構想されたのがこのエクセルシアー重突撃戦車です。
イギリスは特別欠点のない万能な戦車が欲しかったわけですね。
しかし結果的には生産ラインを整備する余裕が無い、アメリカからシャーマン戦車を大量に貸与された(ガルパン作中で活躍したシャーマン・ファイアフライが有名ですね)といった理由でエクセルシアーが日の目を見ることはありませんでした。
ソ連
T-42
ソ連の構想に存在した超重戦車です。
最大の特徴は主砲に加えて2つの副砲を装備した「多砲塔戦車」となる予定だったことで、結局実現には至りませんでした。
もしも製造されていれば「マウス」を超える超重戦車になっていたと言われています。
SU-100Y
実在した自走砲です。
最大の特徴は本来は海軍のものであるはずの130mm艦砲を装備しているところ。
どうやら実戦経験は無いお飾りだったようですが、
もしも戦線に投入されていれば恐ろしい破壊力を発揮したに違いないでしょう。
日本
オイ車
これはもうガルパン最終章に間違いなく出てくるんじゃないかなと思ってしまいます。
極秘に開発がスタートされた超重戦車で、日本版マウスを目指していたと言われています。
日本の試作戦車の中では間違いなく最強だったのですが、万一実戦投入されていたとしても
大した装甲ではない上に機動力は最悪だと考えられていたため、恐らくは活躍できなかったのではと思います。
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