小学館の月刊漫画雑誌『ゲッサン』に連載されているラブコメ漫画『からかい上手の高木さん』を紹介したいと思います。
昨今世間にはラブコメ漫画が氾濫しており、
「またこの展開か」「こういうのどっか別の作品で見たことあるよね」「絵は良いけど話はチープだなぁ」
と思わずため息をついてしまうような量産型の作品で溢れかえっていますよね。
そんな中、この『からかい上手の高木さん」は、他のラブコメ漫画とは一線を画したアプローチで物語が展開していくため、オンリーワンの個性を放っています。
ひたすら高木さんが西片くんをからかうだけというシンプルなストーリー、少ない線で描かれるシンプルな絵柄でありながら、読者に強烈なインパクトを与える作品なのです。
数年後にはアニメ化していそうな漫画筆頭なんじゃないかなぁ、と思います。
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中学生ならではの心理描写が素晴らしい！
この漫画の主人公西片くん、そしてヒロインの高木さんはどちらも中学生です。
思春期真っ只中ながらもまだまだ幼さが抜けない絶妙な年頃。高校生と比べれば遥かに子供です。
この年齢設定がストーリー展開に妙な説得力を与えています。
たとえば1話で高木さんは
「消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切るとその恋が成就する」
という誰もが一度は聞いたことがあるネタを使って西片くんをからかうのですが、
このネタを高校生がやっていたら、「うーんこれはちょっと……」となってしまう気がします。
小学校を卒業したて、まだまだ幼さが残る中学1年生だからこそのネタと言えるでしょう。
主人公西片くんの中学生男子らしい挙動に対し、思わずうんうんと頷いてしまうこと間違いなしです。
中学生ならではの絶妙なエロさ！
ではこの漫画は幼さ残る中学生のやりとりを微笑ましく見守るだけの漫画なのか？と言われれば決してそうではなく、妙なエロスが含まれている点が面白さを加速させています。
ほとんど装飾のないシンプルな絵柄で描かれているにもかかわらず、ヒロインの高木さんは非常に魅力的です。
高木さんのコロコロと変わる表情を眺めているだけで、思わず顔がニヤニヤしてしまいます。正直自分でも気持ち悪いと思いますが、多分他のみんなも読みながらニヤニヤしてるに決まってる、と自分に言い聞かせています。
……みんな、そうだよね？
いい年した大人の男にこそオススメしたい
中高生が読んでももちろん楽しめる漫画だと思いますが、20代はもちろん30代、40代、とある程度年齢のいった大人の男にこそ読んでもらいたいのがこの『からかい上手の高木さん』です。
学生時代この漫画みたいな体験したなぁ……なんて人は中々いないと思いますが、こんな体験したかったなぁ……という気分に浸れること間違いなし。
きっと高木さんの一挙手一投足に年甲斐もなくキュンキュンしてしまいますよ！
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